「THE OTHER SIDE」
HYDEさんのソロ曲の中で一番好きな曲の一つ。
(好きな曲ばっかりで困っちゃう…)
この曲を聴くたびに「涅槃 nirvana」の文字がよぎる。彼が目指す「THE OTHER SIDE」とは一体何なのか。彼は何を求め、何処へ向かおうとしているのか。満たされない何かを求めて心が彷徨っているのか。彼の瞳に映っているのはどんな世界なんだろう。聴けば聴くほどそんな想いに揺られてしまう曲。
エデンの園、桃源郷、極楽浄土…いつの時代も至福の園を求める人々の心は止められない。苦しい現実に打ちひしがれた人々は、この荒波を泳ぎ切れば夢に描いた理想郷が待っているのだと信じることで、生きる希望を得られるのかもしれない。そうしてそこに辿り着いた時、泳ぎ抜いた荒波の中に生きた証、人生の意味を見出すことができるのかもしれない。
「この死に装束を身に着けて長い間旅をして
いくつもの世界を見てきた
遠くへとさまよっては また戻り
魂はすり減っていく
幸せはまるで花火のようで
眩く光り輝き 消えていった
闇は光に従うもの
行く手に罠があるのが見える
信じる者には難しいかもしれないが
頭を使ってすり抜けよう
私がこんなにも大切にしていたものは
愛ではなかった…
海は私を波間へ沈めようと待ち構えている
それでも私に迷いはない
この肉体は朽ちていくけれど
私は彼岸へとたどり着くだろう
あの向こう側へと
この生命の意味とは…」
HYDEさんは歌詞でこう綴っている。私の個人的な意訳ですが…。私が受け取ったのはこんな感じ。HYDEさんが見つけた生命の意味とはいったいなんなのだろうと考える。いつの日も、彼が幸せでありますようにと願いつつ…
コメントを残す