ささやかな日常の記憶… since 2007.10.22
久々に本のレビュー。東野圭吾さんの『犯人のいない殺人の夜』という短編集。「愛」…「殺意」…対極にあるかに見える両者が複雑に絡み合い、人を刹那の狂気へと導く。愛ほど人を支え、勇気づけ、優しく包み込んでくれるものはない。愛ほど不安定で不確かなものはない。愛するから強くなれるし、愛するから弱くもなる。定まらない愛のバランスを保とうと必死でもがき…そして、悲しい結末を迎えた、7つの物語。切ないお話ばかりでした。
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