氷点下の虹

ささやかな日常の記憶… since 2007.10.22

栄光の道は続く

羽生くんの会見、素晴らしかったね。

会見を見て最初に感じた気持ち。
なんだかうまく感情がまとまらなくてツイッターに書きなぐってた。

「試合の時の、あの鬼のような羽生くんを見られなくなるのかなと、寂しいような、でも新たなステージでまた違った魅力を発見できるのかなと、楽しみのような。これからの羽生くんを応援したいと思いながらも、この胸に渦巻く複雑な感情はきっとずっと忘れないだろうと思う」

でも、緊張しつつも晴れやかな彼の表情や言葉の一つ一つから、これからも続いていく栄光の道が見えた気がして今はただワクワクしている。

本当に目指すフィギュアスケートというものが競技会の枠の中では表現しきれないということを感じつつ、フィギュアスケーターとして手に入れたかったものを最後のピースまで揃えきろうと頑張ったのだろうなぁ。これからは、心の底からやりたかったスケートを目指していけるんだね。良かったね、って言いたい。

きっと、私たちが本当に見たかった「羽生ワールド」をこれからたくさん見せてくれるんだろうなって、本格始動が楽しみ。「レゾン」のようなプログラムにも「HOPE & LEGACY」のようなプログラムにも期待。

「HOPE & LEGACY」ね、初見ではちょっと難しかったんだよ。今でこそ脳裏に焼き付いて離れない最高のプログラムだけど。全くのフィギュア初心者で、北京までフィギュアはオリンピックでしか見たことなかったから、自分の中の概念が追いつかなかったのだと思う。

ある瞬間、唐突に心を揺さぶられ、あれがどれほど素晴らしいプログラムかということを鳥肌が立つような感覚で感じたとき、羽生くんがいかに苦しい戦いをしてきたのか、ということを理解した気がした。

ノートルダムもね、なんだか難しいプログラムだなって思った。しかも、あのプログラム、あの当時の羽生くんには大人っぽいのかなとも感じていて。それを、27歳の彼がアイスショーで見事に完結してくれて。白昼夢のように何度も映像が頭に浮かぶくらいの衝撃だった。これからはきっと、何度もあの感動を味わわせてくれるんだろうなと期待しかない。

競技会を離れるとは言え、これからもフィギュアスケートの歴史を彼が塗り替えていくんだろうね。バレエの伝説の舞台のように、彼が演じたプログラムたちが、競技者としては到達し得なかったステージへ私たちを誘ってくれるに違いないと思う。

フィギュアスケーター羽生結弦の栄光への道はこれからも続いていく。
ファンとしてともに歩めることを本当に幸せに思う。

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