先日ふとTVから流れてきたEnigmaの「Return to Innocence」。
一瞬で心が当時にトリップするような不思議な感覚に突き落とされ、そのあと貪るようにYTの動画を何度も繰り返し見続けた。
緩やかに逆再生されていく映像(人生)に、時の流れさえ些末なことだと言われているようで。本当に大切なことはそんな何もかもを超越したところにあるのだと言われているようで。体をきつく縛られていた鎖から解放されていくような感覚。
「わたし」ですらないただの存在に戻れたような…世界と自分との境界線すらそこにはなくて、ただ存在しているという事実をあるがままに包んでくれているような束の間の、それでいて終わりのない安心感。
当時大学生だった、まだ社会人のスタートラインにすら立っていなかった私が脳裏に描いたあの景色が眼前に蘇って追体験しているような不思議な感覚を味わった。
そうして、あぁそうか、と。私が羽生くんを好きなのは、このときのような…言葉に言い表せないけれど、どうしようもなく大切な感覚を思い出させてくれるからかもしれないなって、唐突に思いもかけず輪郭が鮮明になってしまった心象風景に胸が締め付けられるような感覚に陥った。ので、この今の感情を、ここに書き残しておこうと思います。
▼改めて歌詞を読み返すと、なお感じるものが…
(私の意訳ですが)
Love Devotion
Feeling Emotion
愛…献身
感覚…深い想い
Don’t be afraid to be weak
Don’t be too proud to be strong
Just look into Your heart my friend
That will be the Return To yourself
The Return To innocence
弱さに怯えないで
強さを奢らないで
友よ、自分の心を覗いてみて
それはあなた自身へ還るということ
ただ無垢なあなた自身へと
If you want then start to laugh
If you must then start to cry
Be yourself don’t hide
Just believe in destiny
笑いたい時は笑えばいい
泣きたい時には泣けばいい
ありのままのあなたを偽らないで
ただ、運命を信じて
Don’t care what people say
Just follow your own way
Don’t give up and use the chance
To Return To Innocence
誰かの言う事なんて気にしなくていい
あなたの道を進めばいい
諦めることなくチャンスを掴んで
ありのままのあなたに還るために
That’s not the beginning of the end
That’s the Return To yourself
The Return To innocence
終わりの始まりなんかじゃない
あなた自身へ還るということ
ただ無垢なあなた自身へと
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