氷点下の虹

ささやかな日常の記憶… since 2007.10.22

未来へ届け…

全盲患者の病院による放置事件が話題になっています。病院に対する糾弾、医療関係の方の意見、いろいろありますね。

これから高齢化が進むし、保険制度で何もかもを網羅できるわけでもないだろうし、いざ自分が何か特別な医療を必要とした時に果たして十分な環境が整うだろうか…そんな不安は誰しもが抱いているのかもしれませんね。国や保険に頼るのではなく、個人が備えをしておかなければならないなって。

記事の中のご意見にもありましたが、「病院のホテル化」「救急車のタクシー化」など身勝手な方もたくさんいらっしゃるようで。あたりまえのように様々なサービスや制度を利用できるようになった今の日本の中で、なんというんでしょうか、「王様症候群」とでもいいましょうか、過剰にサービスを要求するような人をそこら中で見かける気がします。自分さえ良ければいいって…とても寂しいですね。

環境問題しかり、行政改革しかり、目先の利益や個人の欲にとらわれているうちは一歩も前に進まないですよね。一人一人が少しずつでも子供たちの為に、次の世代の為に、未来の為に、そんな気持ちを大切にしていけば、もっと違った風が吹くのではないでしょうか。

漠然とした将来への不安…
安心のためにそれぞれが備えを考える事も必要かなと思いますが、それと同時にどうすれば幸せな未来が開けていくのか…その為に出来る事は何なのか…そんなことを少しずつでも行動にあらわしていかなければならないと思います。

「病院のホテル化」「救急車のタクシー化」に思い当たる人は改める、とか。ゴミを分別していなかった人はちゃんと分別するようにする、とか。簡易包装、エコバッグの携帯、とか。エアコンの使用を控える、とか。ほんの少しだけ視線を未来に向けて。

小さなことの積み重ねがきっと未来に繋がっていくと思います。少しずつでも皆で心がけることが大きな流れを生むんだと思います。自分ひとりのすることなんてちっぽけなものだと思わないで。

医療の問題からちょっと話が流れてしまいましたが…思いやりの気持ちを大切に。人にも、未来にも、ね。

2007年12月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

“未来へ届け…” への2件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です