氷点下の虹

ささやかな日常の記憶… since 2007.10.22

『BANANA FISH』

何度引っ越しをしても捨てられない漫画、「BANANA FISH」。
出会ってからもう15年くらい経つでしょうか。

マフィア、ストリートギャング、ドラッグ、ホモ。普通だったらちょっと手を出さなかったであろうと思われる話なんですが。面白いからと言って貸し付けられたのが始まりだったような気がします。あとはただただ夢中になって読みました。

とにかく主人公のアッシュに魅かれてしまって。人に懐かない山猫のような鋭い美しさと、艶やかなまでのカリスマ性。その対を成すような悲しい生い立ち。純朴な青年との出会いで垣間見せる素の表情。

違う人生を歩むことができたなら。もっと幸せな生き方ができたなら。そう思わずにはいられない、彼の一瞬の輝きに胸を突かれました。

憎しみ、悲しみ、孤独、恐怖、驕り、罪、愛…
いろんな想いが錯綜して、いつまでも心の片隅にひっかかっている作品です。

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“『BANANA FISH』” への7件のフィードバック

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